INVESTOR RELATIONS 株主・投資家情報

トップメッセージ

代表取締役社長 冨田 稔

株主の皆様には、日頃より格別のご高配を賜り厚く御礼申しあげます。

2024年3月期第2四半期を終了いたしましたのでここに営業の概況並びに第2四半期決算の状況についてご報告申しあげます。

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限の緩和による経済活動の正常化及び雇用情勢の改善等により、景気は緩やかな回復基調にあるものの、ウクライナ情勢の長期化、世界的な金融引き締め等を背景とした為替変動及び原材料価格・原油価格の高騰、中国の景気減速懸念など、依然として先行き不透明な状況が続いております。
わが国の工作機械業界は、当第2四半期連結累計期間は、国内は需要が前年同期比24.2%減少、海外でも需要が前年同期比14.1%減少し、その結果国内外全体の受注額は17.7%減少し7,372億円となりました。
こうした環境下、工作機械を主力取扱商品とする当社グループの受注・売上につきましては、地域ごとに状況は異なるものの、受注額は設備投資需要の低下により前年同期比減少となりました。一方で、売上高は営業努力及び長納期化の一部解消等に伴い前年同期比増加となりました。
上記の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は103億2千1百万円(前年同期比16.8%増)、営業利益は3億3百万円(同70.0%増)、経常利益は為替差益の計上等もあり4億8千7百万円(同61.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億9千6百万円(同34.0%増)となりました。

わが国経済は、景気は緩やかな回復基調にあるものの、ウクライナ情勢、為替変動及び原材料・原油価格の高騰、中国における景気動向など先行き不透明な状況が続く可能性があります。
当社グループは半導体・建機関連等の需要が旺盛な業界や、航空機関連、船舶関連、医療機器関連業界への営業を強化、また欧州から輸入する最先端の自動車製造用機器類の取扱いを増やし営業基盤の拡大に務めております。国内においては引き続き地場密着型で提案営業を継続しながら、特に生産性向上や労働力不足の解決や、カーボンニュートラル達成に貢献する自動化・省力化へのニーズにも積極的に応えてまいります。海外においては、インド・タイを含めたアジア地域、メキシコを含めた北米地域を重要戦略地域と位置付けており、引き続き重点的に投資を行うとともに営業を拡大することで日本の製造業の海外生産活動へのサポートを強化し、今後も海外拠点の活動を拡充してまいります。また、国内外のユーザーに近い場所で営業活動を展開することで、時代の変化に合わせてグローバルで高度化かつ多様化するお客様のニーズにお応えしてまいります。
株主の皆様におかれましては、なにとぞ格別のご理解と、今後とも一層のご支援、ご鞭撻を賜りたくお願い申しあげます。